こいつは小学校から高校まで同じ学校でずっと同じクラスだった

いわゆる幼馴染みって奴だ。



「今日も朝から不機嫌だな?
何かあったか?」


『何もねーし。
俺は今までずっとこうだっただろ』



「アハハ!そうだったな! ところで、今年も”あの”キャラでいくのか?」


あのキャラというのは、…まぁ後ほど分かるだろう



『当たり前だろ。”あれ”をやめるつもりはない』



「やっぱり?ところでよ、今日うちのクラスに転校生が来るんだとよ!
しかも女!結構美人さんらしいぜ?」



げっ 女かよ


どーせ他の奴らと同じだろ



『あっそ。興味なし
それより早く行くぞ。遅刻する』



「相変わらず冷めてんな〜
確かに遅刻しそうだし、さっさと行くぞ〜!」




遅刻しそうなのはお前のせいだっつの



俺は呆れながらも、隼人の後を追った