「ねぇ!アメリカに何しに行ってたの!?」 「勉強を……」 「真面目〜」 「じゃあ、朝は何で王子と一緒に来たの?」 一人の女子がそう言うと鉢宮はこちらを向いて 「王子?」 と、不思議そうに聞いてきた 「転校してきたばかりだから分からないか 蜂宮さんの隣にいるのが王子。 成績優秀、容姿端麗、それに性格も優しい。」 そう誰かが答えると、蜂宮はこちらを再度見て 疑う様な目をしてきた 『何ですか?蜂宮さん』 ニッコリとそう、返すと…… 「いえ、何でも……」 と、言い前を向いた