猫かぶり男子の初恋?!


『それより、同じクラスなんだな』



「そうだね。これからよろしく!」


『お前がいたら、退屈しなくて済むかもな』



「どーゆう意味?」



『楽しく一年を過ごせるって事だ よ(ニッ)』



久しぶりに笑った気がする
コイツもいると自然に笑えるんだ



『よし!そろそろ教室いくか?』


始業式もそろそろ終わるだろうしな


「そうだね」



そう言って立とうとした蜂宮が止まった



『どうした?』



「あ、足が痺れて動けない」




『……ククッ、フハッアハハハ!!』


手を前につき、足をプルプルさせてるのを見て思いっきり笑ってしまった



「そ、そんなに笑う事無いじゃん〜!」


『悪い、生まれたての子鹿みてぇだから』



「なっ!…もういい」


ずっと笑ってる俺を見ていじけた蜂宮に
手を差し出す



『ほら、立てるか?』