棗side
「昔は、家族仲良く暮らしてたんだ。
でもある日、見ちゃったんだ。
僕達の知らないところで
母さんと父さんが、喧嘩してるのを。
僕達ってゆうのは
僕には兄ちゃんがいたんだ。
とっても仲がよかった。
でも、母さんと父さんの喧嘩から
離婚することになって
兄ちゃんとは離れちゃったんだ。
兄ちゃんは母さんのところへ
僕は父さんのところに。
それ以来一度もあってないから、
今、どこにいるかわからないんだ。
母さんと父さんが離婚して
半年くらいたった頃
急に父さんが僕に
暴力を振るようになったんだ。
最初は何が起こったかわからなかった。
それまで暴力なんて振られなかったのに
すっごくびっくりした。
初めは何も言わずに
ただ殴ってくるだけだったけど
そのうち
『お前達なんか
生まれなければよかったんだ
お前たちのせいで
俺の人生はめちゃくちゃだ』
って言うようになったんだ。
これは最近わかったんだけど
離婚する前
母さんと父さんが喧嘩してた頃
父さんはリストラされたみたいで
僕達の養育費なんか払える
お金なんかなかったらしい。
だからきっと、
そのことが原因で喧嘩になって
2人は離婚したんだと思う。
時間が経つにつれ
きっとイライラが募って
爆発したんだ。
でもまだ、暴力だけならよかったんだ。
2年前ぐらいから
父さんが家に女の人や男の人を
連れてくるようになったんだ。
そ、その人たちは、
僕のことを犯すんだ。
僕が男だなんて気にもしないで
男の人たちも。
ぼ、僕が気を失うまで、ずっと。
それから今までの2年間、
毎日、毎日、犯されて、
僕は汚くなった。ウゥ…グズッ
父さんは、グズッ
僕の体を使ってウッ
お金をもらってた。 グズッ
僕は……き、汚いから、
みんなに、触れなれない……
周りの人が……みんな
襲ってきたら、怖いから……
人に触れられない、
すれ違う、人たちの中に ……
僕のことを、犯した人が、
いるかもしれ内から……
人と喋るのが怖い、
僕は、僕は、
僕は汚いからっっ」
幸『もういい!!
もういいから、ありがとう。
話してくれて、ありがとう。』
僕が泣きながら話していると
幸華ちゃんに遮られたら。
さちかちゃんの顔を見ると
涙で顔がぐちゃぐちゃだった。
初めて自分の話を人にして
すごくスッキリした。
でも、
棗「け、軽蔑、するでしょ?」
幸『するわけないでしょ!
私は棗じゃないから
棗の心は読めない。
だからね、
辛かったら言って
辛かったら泣いて
周りを頼ればいい
覇王の人たちは
棗のことを軽蔑する人たち?
違うでしょ?
何でもみんなに相談しよう?』
棗「幸華ちゃん……
ありがとう。
話、聞いてくれて、
軽蔑しないでくれて、
ありがとう。」
