棗の息も整って、少し落ち着いた

幸『棗、大丈夫?』

棗「うん、もう大丈夫
ごめんなさい………」

幸『どうして棗が謝るの?
棗は何も悪いことしてないよ?』

棗「僕が…こんな話するから、
さ、幸華ちゃんが困っちゃうでしょ?
それに、僕すぐ失神…しちゃうし
迷惑、たくさんかける……」

幸『あのね、棗?
私迷惑なんて一つも思ってないよ?
棗が自分のこと少しでも
話してくれて嬉しい。
それに、友達を助けたいって
思うのは当然でしょ?』

嬉しかった
棗があたしの名前を言ってくれたこと

それに、本当に私は迷惑なんて
一つも思ってない

棗「本当?
僕の話、き、聞いてくれる?」

幸『本当。
ちゃんと聞くよ
ゆっくりでいいから
棗のペースで話を聞かせて?』

棗「僕が、ぎ、虐待を受けたのは
3年前からなんだ。」