「…ってわけなの私が司に余計なこと言ったから…ゴメン」


「いや破壊したのは俺だから、お前は悪くねーよ」



なんとか正宗に説明し終わり謝罪した私と司。
最初は冷笑を携えてた正宗もその恐ろしい笑みを途中から消して


「…つまり、余計なモン心ちゃんに渡したどっかのアホ達が事は発端ってワケ…ね?」


鋭い視線をついさっきまてまニヤニヤしていたアホ達に送る。



「いや、違ぇだろ?なんで俺らを睨むんだよ?」

「破壊したのはソコの司ちゃんよ〜?」



次第に分が悪くなったのが分かったのか、ニヤニヤ顔からゲって顔しながら言うタクと修。



「てゆーかオマエら何勝手に人のDSでエロゲしてるワケ?誰が許可した?」



ニコニコしながらもそのこめかみに確実に青筋立ってる件。
正宗の背後に死神が見えた気がした。



「「…」」


「…まぁいいや。とりあえずさ、このDS俺が改造したヤツだから」


「…あ?」

「んだよその手はよ〜」



正宗は徐に手のひらをタクと修の方へと差し出す。
それを訝しげに見るタクと修に満面の笑顔を向けて言った正宗。







「修理代20万。用意できるよね?明日までに」



「ッはぁぁああぁああぁぁっ!?」


「おいおいおい〜冗談でしょ〜正宗クン〜?」





幹部部屋からタクと修の悲鳴が響いたのは言うまでもない。



ザマァみろ