そこで初めて知る事実。私と司は2人して素っ頓狂な声をあげて目を見開く。
それとほぼ同時に「…は?」と呟いた正宗。
目がめっっちゃ怖いんですけど!

テーブルの上にある見るも無残なゲーム機見て、冷ややかな冷笑を浮かべてはいるけど目が笑ってないし。



つか視界の端でニヤニヤしながら私と司を見るタクと修がマジで腹立つ!!
(俺らのソフト壊しやがって正宗に怒られろ)って心の声ダダ漏れのムカつく2人の顔。



まさか…まさかまさかゲーム機が正宗のモノだったとは…
知らなかったとはいえソフトもろとも破壊したわけで…
(破壊したのは司なわけだけど、私が司に一緒にやろ?とか言ってなかったらきっと破壊してなかったハズ)


ヤベェ…と冷や汗ダラダラな私。


「ちょっと待ってって!これには深い深ーいワケがあんだよ!」


「そ、そう!理由があるからちゃんと聞いて!」


瞬時に正宗へ抗議する司と私。




「…へぇ。どんな理由があったら俺のDS壊す経緯に至ったのか、詳しく教えてもらおうか?」



ニッコリとそれはそれは神々しい笑顔を貼り付けて…でも確実に目と声は笑ってない正宗に司と私はもはや半泣きで事の経緯を話し始めた。