俺の下にいる心は、俺の両手に身体を挟まれ不機嫌な声を出す。


下から睨みつけるその顔が、なかなかそそる顔をしていて



俺の嗜虐心をくすぐった。





「…どいて下さい、だろ?」



心の両手をそれぞれの手で拘束してニヤリ、意地悪い笑みを浮かべれば即座にチッと聞こえる舌打ち。




こいつ本当、口悪いよな…
半ば呆れながら、ちらり心をみやると


「フザけんな変態」


至極不機嫌そうな顔をして俺の腕の中で睨みつけてくる心。

あーヤベェ…
その顔で俺がビビるとでも思ってんのか?
むしろ逆効果だわ。



「はー?別にふざけてないけど?まぁ俺はこのままでも別に構わねーよ?」



サラリ、心のハニーブラウンの髪を1束掬い上げてそのままソコに軽く口付ける。
その時ふわり、心のシャンプーだかの匂いが香る。



「…何言ってんの?いい加減離せよ」


尚も下から睨みつけてくる心の目がコイツ大丈夫か?ってなってる。


なんかなぁー
コイツ妙に手慣れてるから照れるとかねぇんだよなー