けど、その綺麗な淡い色をしている目は、今や、氷のように冷ややかになっていた。





うぅ……。





ですよね、怒っていない訳がないですよね。





隣で竜太郎も顔を真っ青にしていた。





「まず、正座しよっか」





こ、怖い……。





私達は、大人しく正座した。





「俺、どんくらい待ったと思ってんの?こんなに時間があれば、軽く女の子と一発ヤれたんだけど」





あの、例えが。





白石洸は、まったく笑っていない目で私達を見下ろした。





「それで?なんで遅れたの?一様、言い訳をきいてあげるよ」





私は、口を開きかけだけど、すぐに閉じた。





萩原さんのせいにしちゃいけないよね。





「実は……」





「申し訳ございませんでした」





私は、竜太郎が口を開いた瞬間、頭を下げた。





言っちゃいけないよ。