俺、お前以外は愛せないから ~私とアイツの仮面舞踏会~

「あ、ごめんなさいっ。えっと、そのっ……」





どうしよう、竜太郎、困ってる。





あ、そういうときは……。





「ありがとうございます。私も、竜太郎様の優しいところ、好きですわ」





私がそう告げた瞬間、勢いよく竜太郎の顔が赤くなった。





どうしたんだろ?





「え、えっと、今のはどういう……」





「あっ!」





もしかして、竜太郎の後ろの草むらにあるの、萩原さんの杖?





「竜太郎様、あれ、杖ではっ?」





「へっ?あ、本当だ」





私と竜太郎は、その杖にかけよった。





「やっぱり!」





「萩原様のものですわっ」




はぁー、よかった……。




「じゃあ、いきまっ……」




わっ!





急に腕を捕まれて引き留められる。