俺、お前以外は愛せないから ~私とアイツの仮面舞踏会~

中庭に出ると、私達は草むらをかき分けて探した。





なかなか見つからないな……。





どこにやったんだろ……。





「すみれ様」





「はい」





急に竜太郎に声をかけられて、振り向いた。





「あのっ、変なことなんですけど……」





ん?





なんだろ?





「僕、困った人とかを見捨てない、すみれ様のそういう優しいとこ、好きだなぁっと思って……」





へっ?!





予想もしない言葉に、ボッと頬が熱くなる。





き、急になにをッ!