俺、お前以外は愛せないから ~私とアイツの仮面舞踏会~

【爽サイド】





夜、俺が寝室に入ると、すみれはもう眠ってしまったのか、身動ぎ一つしなかった。





そっと布団の中に入ると、動かなかったすみれがもぞもぞと動き出した。




「……ねえ、本当になんで私にキスをしたりするの?」





それは……。





俺は返答に困って、黙りこくった。





「私たち、まったく関わりのない人同士なんだよ?それなのに……」





すみれの顔を見ると、つい、自分を止められなくなる。





今まで、こんなことなかったはずだ。





ちゃんとしたことは、知らねぇけと、多分……。




「すみれのことが気になるから?」