「んー……」





わっ!!





この声は……ッ!





「爽〜〜〜!!」





その手、退けてーー!!!





爽の髪の毛がフサフサと私の頬を撫でる。





「……すみれ、おはよう」




「わぁっ!」





耳元で爽の低くて艶のある声がきこえる。





き、急に喋んないでよっ。





ドキドキと胸の鼓動が速まる。