向かったのはすみれの寝ているリビング。





俺はソファーを覗き込んだ。





すみれは安心しきった顔でスヤスヤと寝ていた。「はぁ、何で警戒してないんだよ」





赤の他人と、しかも高校生男子と一つ屋根の下なんだぞ?





無防備な唇。





少しはだけている服。





チュッとその唇にキスを落として、俺はすみれを抱えあげた。





そのまま寝室に戻ってベットに寝かせる。





すみれを後ろから抱き締める。





温かいぬくもり。





優しい花の香り。





スッと意識が遠くなって俺はやっと眠れた。