蝶子の夢【完】

「あ、の、野田さん!」

え?何?

目を開けて夢野くんを見る。

私の身体はもう半透明のようになっていて、光っている。


「一個聞いていいかな?」

私は頷く。


「野田さんは………





しあわせだった?」