ーーーーーーーー
ーーーーー
ーー



「夢を与えることは、可能です。

しかし、不可能を可能にする夢には代償が必要です。

いいのですね?」

沈黙が流れる

誰が話してるのかしら

辺りは未だ闇に包まれていて、声だけが聞こえる

「構いません」

哀しげな声が沈黙を破った

この声……

「例え……例えそれがどんな代償だとしても、夢を与えることができるなら……
構いません!」

哀しげだけれども力強い声……


だれ?

「忘れなさい。あなたは夢を見ることができる。」

ダレ?ワスレタクナイヨ……

ワスレタクナイ

ワスレタクナイ

ワスレタク……………



ワスレナイデ…………………