「っ、ありがとうございます!また作りますね!」 「…じゃあ、次も、ヨロシク」 「はいっ!」 ―美味しかったよ。 ―次も、ヨロシク。 そんな一言で、私の心の中は歓喜で埋まる。 桐山さんは、仲良くなるまで時間がかかるかもと言っていたけど― 案外、上手くやっていけそう。 「あ、でも別に飯は認めただけで、アンタのこと認めたわけじゃないから」 …かな?