「アンタ、それでも女子高生なの…?」 「い、一応…」 「…明日、友達にでも聞いてみなよ」 友達に?ということは、他の女子高生なら知ってて当然、ってことなのかな。 「分かりました」 「じゃあ解散ね。洗いものは自分でするから、アンタは部屋戻っていいよ」 「あ、はい…」 「―うどん、美味かったよ」 そう言われて気付いたけど、うどんの器はいつの間にか空になっていた。