そして、その夜。 夕食とお風呂を済ませ、自分の部屋へと戻った私は、明日の予習をしていた。 「えっ」 なんとなく勉強を進め、ふと時計を見てみると、もう日付が変わろうとしていた。 意外と勉強に夢中だったようだ。自覚した途端、眠くなってきた。 「そろそろ寝よう…」 その前にトイレだな、と自室からリビングへと繋がるドアを開けた。 そのときだった。 「っ!?」