「にゃーん」 いつの間にいたのか、私の足元に猫が絡みついてきた。 「猫ちゃん!」 猫、というか動物が大好きな私は、その猫ちゃんを抱き上げる。 真っ白の毛に大きな瞳で、どこか賢そうな感じのする猫だ。 頭を撫でると気持ちいいのか、目を細めてにゃーんと鳴く。 「かっ、かわいい…!」 よしよしと更に撫でてやると、とても嬉しそう。 そうして戯れていると、私はあることに気付く。