「一応冷蔵庫に入れておくので、その方が戻ってこられたら言っておいて貰えますか?」 「分かった」 桐山さんが席に着いたのを見て、私と入谷くんも席に座る。 「いただきます」 「「いただきます」」 私たちは声を揃えて言う。 桐山さんと入谷くんが箸を持ち、私はドキドキとそれを見守る。 大丈夫だよね、美味しくできてるよね…? 先に口に入れた入谷くんを見やる。