オオカミシェアハウス






だめだ、これは―


「これから、よろしくお願いします…!」


頷く以外の何があっただろうか。


「うん、よろしく」




こうして私は、このシェアハウスへの入居が決まった。


のだが―



まだ、あんな困難が待ち受けているなんて、知りもしなかった。