「私、夢出来ました!」 と、勢いよく立ちあがった。 突然のことに、藤澤さんはポカーンとしている。 「…はぁ?夢ってそんな急に出来るわけ…?」 「はいっ!」 「何その夢って」 「―私、料理を作って人を喜ばせる仕事をしたいです!」 藤澤さんは、また驚いた顔をする。 「はははっ、あんたにぴったりじゃない?」 そして、今度は楽しそうに笑ってくれた。