目をごしごしと擦った入谷くんは、お茶を飲んで一息つくと桐山さんを見た。 「で?詠士さんは?」 そういえば、桐山さんの話って一番聞いたことないなあ…謎に包まれてる感じ。 「俺の話?俺の話なんてつまらないからやめておけ」 「それでもいいから知りたいっす」 「だめだ。それよりも、ほら」 桐山さんが玄関の方を指さす。 「「ん?」」 すると、バタンと扉が開く音がした。