総長に恋したお嬢様Ⅱ

「はあっ、はあ〜…これで全員?」

「…ああ。あっけなかったな」

そう言う憐斗は余裕の顔で倒れたやつらを見回す。

「…葵」

「んー?」

倒れている人を確かめていると憐斗が口を開いた。

「…あの優ってやつ、玲のなんだ?」

憐斗の言葉に振り返る。

「……うーん…」

僕は唸って立ち上がる。

「…わかんない。
けど玲ちゃんだよ?
心配することないと思うんだけど…」

「…そうかもな」

憐斗はそう言って出口に向かう。

僕も慌ててそのあとを追ったけど、

不意に立ち止まった。