「憐斗君…ありがとう…
ほんとにありがとう…!」

私はそう言ってまた涙を流した。

「入院はどれくらいって?」

「ああ、2、3日で済むらしい。
まあちょっと掠っただけだからな。
完全に避けられなかっただけで…」

すごいな〜…


「憐斗君、早く良くなってね?」

「ああ」

私はにっこり微笑んで涙を拭った。