憐斗君がそっと肩に手を回してくれて、

私はそれに寄りかかった。

しばらくして窓の外を眺める。

やっぱりきれい…。

お兄ちゃん、天国から見てる?

天国にいるよね?

地獄にいるなんて言わないでよ?

ちゃんと、お兄ちゃんの大好きだった竜龍のみんなを見て…?

私は静かに微笑んで空を見上げた。

空には地上の星に負けない

一番星がキラキラと輝いていた。