「玲」

低い声で呼ばれて、

半ば強制的に憐斗君の隣に座る。

「あ、憐斗君もいる?」

憐斗君にお菓子を差し出す。

「いや…甘い物は…」

あ、そうだった!

「ごめん、甘い物苦手だったよね」