30分ほど走ると折り返し地点に到着。
俺は地面に寝そべって叫んだ。
「世の中は不公平だーーっ!!!!!」
どうせ中村さんもすぐ他の男のものになってしまう。
とか
俺なんかが隣でがっかりしただろーな。
とか卑屈になっている俺。
俺は川に向かって石を思い切り投げる。
パシャッ
それと同時に鳥が飛ぶ。
なんかこの光景が好きだ。
気持ちを吐き出すだけ吐き出し、俺はまた
走り始める。
その背中を夕日が照らす。
とにかく頑張ろう。前向きな気持ちになれた気がした。
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