「だって、夏休み明けてから色々イベントあるんだよ。蟠りは今のうちになくしときなよ」 「蟠りなんて、ないし」 蟠りなんて、ない。 私は、そんなに気にしてない。 「本当に?」 じっと、私を見ている。 挑発みたいじゃん、それ。 私の心、見透かしてるみたいじゃん。 「…………わかったよ、話する」 しばらくの沈黙の末、私が折れると、横田は柔らかい笑顔を浮かべた。