じゃあ、私は、
「先行くねぇ」
「……え?」
「……え?」
「……え?」
……や、「え?」って何?
「ほれ」
「ん?」
「ほれほれ」
日陰のヤンキーたちは私に手招きをする。
……これは、私に入れ。ということですか?
私が行こうか休むか迷ってると、平遥が強引に腕を引っ張り、日陰に連れて行かれた。
「あんまし、日に当たりすぎると熱中症になるから」
平遥は小さな声でそんなことを言った。
「……うん」
小さかったからそう言ったのか、確信はないけど。
暑さのせいで考えが変になってきちゃった。
でも、嬉しかった。

