チャイムが鳴る。

お昼のチャイム。

この間、お昼は基本的に好きな場所で食べていいって咲良先生が言ってたっけ。

どこで食べようか……


「あのさ、お昼一緒に食べない?話したいことがあって」


私が丁度、席を立とうとしたとき、腹黒眼鏡こと、横田翔平が話しかけてきた。

なんでたか、なんとなく、一緒に食べたかった。

いや、食べなきゃいけない気がした。


「うん、いいよぉ。どこで食べるぅ?」


受け答えは、ぶりっこのまんまだけど。