少し遅れて嶋田が教室に入ってきた。
目がバチッてあったけど、すぐに逸らす。
また、嶋田の方を見てみると、なんだか切なそうな、泣きたそうな顔をしていた。
「泣きたいのはこっちだっての」
静かに訴える。
それは、誰にも聞こえないけど、声に出してみると意外とスッキリする。
まだ、一週間ぐらいしかたってないけど、あっという間なような、一ヶ月たってるような、よくわからない感覚になっている。
この先が思いやられる。
こんな感じであと一年もやれるのかって。
この先、何が起こるのか……不安になる。
考えても意味はないんだけどね。

