「いって……あ、西野さん」 なんで、よりによって腹黒眼鏡なの…… 少し期待した私が馬鹿みたい。 「落ち着いた?」 「あ、うん」 「そっか、よかった!じゃ、先に教室戻ってるね」 これは素なのか、計算なのか。 どっちかわかんないけど、爽やかに笑って、手をヒラヒラ振りながら、教室へと戻っていった。 あの人、私を軽蔑しないの……? あんな一方的に酷いこと言ったのに…… もしかして、感覚がおかしい? ……よく、わかんないや。