「どした?」 「……え?」 「震えてるし、汗かいてる」 「……あ、本当だ」 手をみると、手汗がすごかった。 ヌルヌルしていて、気持ちが悪い。 それと、足が小刻みに震えていた。 「本当にどした?なんかあったか?」 また、私の顔を覗き込む。 親しくもないくせに、本当になんなんだ。 関わるな、深入りしないでよ。 「ん?」 柔らかい表情で私を見る。 やめてよ、その表情。 信じそうになるじゃん。 信じても、裏切っちゃうでしょ? だったらやめてよ。