「嶋田となんかあったのか?」
何もかも見透かすように、私の顔を覗き込む。
「別に……」
表情を見られないように俯く。
過去のことが頭の中でフラッシュバックし、自然とスカートを握る。
手が痛い。
「あんたには、関係ないでしょ?」
怖い。
なんでだろう。
怖くてしかたない。
声が震える。
のどが痛い。
……あ、私、過去が、虐められていたことが、バレるのが怖いんだ。
私の中の冷静な私が、心の整理をする。
自分に問いかける。
弱い部分を分析して、弱い部分を隠そうとする。
弱い奴ってバレて、また小学校の頃のように虐められるのが怖いんだ。
あのときをもう二度と経験したくないからだ。
人に弱点を見せるのが、怖い。
というか、裏切られるのが、怖い。

