「なんでって……ムカついた、から?」 な、なな、なななななななななな……! んー、と首を傾げながら言う。 「………で?」 「んお?」 「……んで?」 「何」 「……なんで、ムカついたの?」 平遥は、またんー、と首を傾げて、 「『内面見ずに、人を判断するな』ってじーちゃんからよく言われてたから……」 ポツリと言った。 その表情がなぜかとても悲しそうで、それ以上聞けなさそう。 「そぉなんだぁー!いいおじいちゃんだねぇ?」 私がそう言うと、平遥は「だろ?」と、自慢げに鼻を高くした。