ガラッ
みんなの視線がドアの方に向く。
そこには、私がずっと待っていた、七美ちゃんがいた。
ベチャベチャの私を見て、近くで「ごめんね」と、今にも消えそうな声で謝った。
私は、なんで謝ったのか分からなくて、聞き返そうと口を開こうとした。
「消えろよブス」
突然、言われた一言。
誰の声か、すぐに分かる。
「へ?」
みんなに情けない顔をこれ以上見られたくない私は、なんとか冷静を保つよう、頑張った。
「聞こえなかったか?さっさと消えろよ、ブス」
また、聞こえる。
「な……なんで?と、友達でしょ?」
「友達?お前とは、最初っからそんなん思いもしなかったよ。勘違いは困るんですけどー」
な……んで?結局は、誰でもあっち側なの?
先生だって、七美ちゃんだって……
信じてたのに……
友達って、何?
最後は、裏切られるの?
最後はオシマイなの?
だったら、友達なんていらない。
雑巾攻撃が再開した。
やってらんないよ……
もう、嫌だよ……
もう、本当に、お願いだから……
「止めてーーーーーーー!!」
私は、学校中響くような大きな声で叫んだ。

