「もう、最高!一発で成功だよ!」
「さっすが、はずき!」
廊下からでも十分聞こえる教室からの笑い声。
私にストレス……いや、精神的ダメージを与える原因。
私は自分の席に戻り、唯一の友達、七美ちゃんの姿を捜した。
私のクラスは、他のクラスより人数が少ないから、すぐ見つけられるはずなんだけど……
居ないみたい。
そういえば今日、具合悪そうだったな……
じゃあ、保健室かな?
「おい、西野」
後ろから声をかけられた。
向きたくないけど、向かないとなにされるか分からないから、仕方なく後ろを向く。
ベシャ
「う」
使い古した、濡れ雑巾が私の顔に当たった。
気持ち悪い、臭い、めまいがする。
雑巾は、どんどん飛んで来て、せっかく着替えたジャージを汚していく。
それに加えて、私に浴びされる悪口。
「きたねぇー」
「出てけよ」
「ブスは俺らのクラスに必要ないですよー」
……助けて。

