青春日和


「いや……やめてっ……」


いや、ベトベトする。


「もっとやれー!もっと投げろー!」


次々と飛んでくる生卵。

どんどん私の服が汚れる。


「あーきったねぇー」


「や、俺らがやったんだろっ!」


「あ、そうだった★」


クラス中が笑いに包まれる。

汚い笑い声。

私はその場にしゃがみ込んだ。

まだ飛んでくる。

我慢できなくなって、教室から逃げ出した。


逃げた先は女子トイレ。

見つからないように、上履きを持って個室に入る。


どうか、見つかりませんように────。