住宅地の道をまだ南の空にある、太陽が照らす。

空は、雲一つない……が、


「はぁ~~~……」


大きなため息。

私の心には、沢山の雲があった。

今日は本当に疲れた。

過去の親友と同じクラスだわ、メンドクサイ奴には絡まれるわ、そのせいで超熱血鬼教師に怒られるわ……

なんか、本当にもう疲れた。

できることなら空に向かって叫びたい。

何でもいい。

「わ────!」でも、「あ"────!」でも。


でもここは住宅地。

叫んだら変な目で見られるし、何より近所迷惑だ。

ここはぐっと堪えて、家に帰って昼寝しよう。