青春日和


屋上に出ると、青空が広がっていて、雲一つない快晴。

はぁ~、気持ちいい。

……って、違う違う。


「屋上行くとは言ってないでしょぉ!」


引っ張られていた手を振り払う。
 
てか、ずっと手繋いでたんだ……。


「教室いてもつまんねぇだろー?」


つまんなくはないと思うけど。

遅れてでも入学式行ったほうがいいと思うんだけど。

言いたいことが山ほどある。


「まぁ、そおだけどぉ……」


でも何されるかわからないから、ここは同じ意見にしとこ。


「だろ?」
 

勘違いすんな。

つまんないとかじゃなくて、人と会話するのが嫌いなだけ。

……って言えたら、どんなに楽か。


「でもでもぉ、咲良先生に怒られちゃうよぉ」


「大丈夫だろ」


平気な顔して。

私が大丈夫じゃなんだよ、って言いたい。