「プール行きてぇ」
「海行きたい」
「勝手に行ってなさい」
全く、夏休みの課題が一向に進んでないよ。
どうしてくれるんだ!
私の勉強のやる気が出た一日返せ!
貴重なのに!
「……よし!」
出したお菓子を独り占めして平遥が、勢い良く立ち上がった。
「それ、この四人で行くぞ!!」
「え!?」
三人の声が重なる。
さっき、水に浸かりたいと言っていた二人は嬉しそうに声を上げた。
私は、不意打ち食らって驚いた。
「え?西野は驚くことないだろ。夏休み前に言ってたし」
「冗談かと思ってた」
「俺はやりたい事は嘘つかないんだよ」
「何それ」
ちょっとだけ、楽しみかも。

