まず、
「なんで、そこで私達を見て、それで“つける”ってなったの?!普通は『あー、西野と嶋田だー』で、終わるでしょ?!」
「いやぁ、行く所とか、やる事とか決まってなかったから……」
頭をポリポリかきながら、苦笑いする平遥。
「いや、だって面白そうじゃん?なんか警察みたいでさ」
なんとか必死に説得させようとする横田。
……わかった。
ああ、そういうことか。
言い訳無しで、先言ってくれればいいのに。
だぶん、きっと、そういうことだ。
「つまり、私の家に上がりたいと」
私がそう言うと、二人は首がちぎれそうな勢いで縦に降った。
呆れる私をよそに、まるで尻尾をぶんぶん振り回す犬のような目で私を見る二人。
「わかった、いいよ。とりあえず入りな」
「お邪魔しまーす!」
言った瞬間、平遥と横田は待ってましたと言わんばかりにこの家に住む私を置いて、勢いよく家に飛び込んだ。
「西野の部屋は二階?」
「うん、階段上がってすぐ右」
平遥と横田はダッシュで階段を駆け上がる。
だから、この家に住んでるの私なんだけど……

