青春日和

 
「だってほら、なんか音楽聞こえんだろ?」


耳を澄まして、聞いてみる。

一年の教室は、一階で体育館と近いから聞こえるはず。

…………本当だ。

ピアノの音が聞こえた。

まだ、みんなが教室を出てから何十分も経ってないのに!!


「だからサ、もう出れないよ?」


よくも……。

よくもそんな無責任な言い方ができるな……。


「き、君のせいだよぉ」


声を震わせ、なんとか言えた一言。

メンドクサイ茶髪男子は、ナハハハハと、のん気に笑っていた。

ふざけんなよ…………。