「ね、平遥」
「お?」
「友達って、いいね……」
平遥は、一瞬意味わからなそうな顔をしたけど、すぐにニカッと笑った。
あぁ、心が明るいと人の笑顔ってこんなにも素敵に見えるんだ。
平遥って、こんなにかっこよく笑うんだ……
「じゃあ、西野が友達の良さに気づいたっていうことで夏休み四人でどっか行くか」
……え?
「四人?」
「そ。西野と嶋田と翔平と俺」
平遥は、順番に指さしていく。
私、教室の真ん中で笑ってる嶋田、教室よ後ろの方で本を読んでる横田、そして自分。
「え、でも、平遥、嶋田のこと苦手じゃなかった?」
「いやー、西野の話聞いたら、興味でてきた」
小さいいたずらっ子のようにキュッと笑う。
なんか、平遥ってコロコロ表情が変わって、見てて飽きない。
きっと、人気な理由はそれだろうな。
なんて、思ってみた。

