「じゃ、応援するね!」
思っていない、予測不可能な返答だった。
「良いの?」
「別に構わないよ!
ただ、知紗が諦めたら、奪っちゃうけどねー」
「諦めないよ!
多くライバルいても、大丈夫!!」
「それでこそ知紗だ!」
運が良いのか。
数日後、チサと恭真は電車の席は隣になり、部屋も同じになった。
良いのかな?って花菜を見た。
紅羽は気にしなかった。
紅羽は神崎と仲良くしているし。
花菜は久保田とプチ喧嘩していた。
例えるなら、小学生の幼馴染同士の喧嘩。
特に大騒ぎするほどの喧嘩でもない。
「知紗はさ、アイツらどう思う?」
「お似合いだと思うよー」
「総司の奴、絶対花菜のこと好きだろ」
「え?そうなの!?」
「積極的過ぎるだろ。
見てて気持ちバレバレ。
・・・女性恐怖症なのに、よくやるよ」
は?


