「恭真ぁ~・・・」



はぁ、最悪。




「恭真行ったな」

「そうなの・・・って、え?」



急いで顔を上げると、立っていたのは。



「か、神崎!?」

「どうも」



眠そうに欠伸をするのは、神崎。

チサと花菜の親友、紅羽の彼氏。



「紅羽は?」


ずっと一緒にいるバカップル。

それが2人だ。



それなのに今は、紅羽がいない。




「紅羽?
今日提出の課題出し忘れて、今先生に説教くらっているけど?」

「紅羽らしいや・・・」

「で?アンタはどうしたい?」



チサはもう神崎の本性知っているから何も思わないけど。

地味な格好でアンタとか言われるとムカつくな。