「でも、のんびりしたのは何かなぁ?」
「観覧車とかどうかな?
さっきのジェットコースターよりは良いと思うよ」
「観覧車は最後が良い」
「じゃあ・・・どうしようか?」
「ところでお兄ちゃん、敬語じゃなくなったね」
「え?そう?」
「自分じゃ気が付かなったのか。
可愛いなお兄ちゃんは」
「可愛いって・・・。
僕男だし、可愛いはやめろよ・・・」
「アハハ、お兄ちゃん可愛い!」
「ひ、陽詩!」
楽しそうに笑う陽詩と、顔が真っ赤になっている僕の元へ、遊園地のスタッフさんが来た。
「仲の良いご兄妹ですねー。
良ければ、これどうぞー?」
スタッフさんから渡されたのは、遊園地内で使える割引チケット。
その中に、スタッフおススメ!と書かれた場所を見つけた。
「遊園地展望タワー?」
説明書きがあるので、読んで見る。
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遊園地を、上から
眺めてみませんか?
ゆっくり回りながら
上に行き、下に下がります。
酔う可能性はゼロ!
お友達と一緒や家族とは
勿論、
カップル同士でもオッケー!
スタッフに頼めば、
お2人だけで乗れますよ!
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