「陽詩!」
「え、お兄ちゃん?
何であたしのこと―――」
「今日、僕らで来たんだろ。
それなのに―――何で行くんだよ」
「だって・・・」
「次はどれに乗る?」
「・・・良いの?」
「当たり前だろ。
僕らは一緒に来たんだ。
あんなにアッサリ彼氏を捨てたあの子とは一緒にまわれない。
・・・陽詩、一緒に行こう?」
「お兄ちゃん・・・」
「正直、まだ信じられないよ。
僕は“妹”がいるなんて聞かされていなかったんだから。
でも、今だけは・・・妹だと思いたいんだ」
「お兄ちゃん!」
「陽詩、次のアトラクション、行こう」
「うんっ!」
手をつないだ僕らは、お次のアトラクションへ向かう。
途中お昼ご飯を食べ、再びまわる。
「こ・・・怖かった」
「大丈夫陽詩。
次はもう少しのんびりしたのに乗ろうか」
「うんっ!」
無邪気な笑みを浮かべる陽詩。
自然に僕も笑顔になった。
・・・愛しかった。


